NIKKI SIXX BLACKBIRD

思い返せば、7年も経つんだなぁ。

1981年に「TOO FAST FOR LOVE」でデビューを飾ったMOTLEY CRUE。

その当時NIKKI SIXXの使っていたベースはGibson製 THUNDERBIRDだった。


1983年、「SHOUT AT THE DEVIL」で露骨なヘヴィメタル路線にいたバンドの中で、

彼はB.C. Rich のベースを愛用していた。

Mockin' BirdとかWarlockとかを使っていたようだ。

あれはあれで似合ってたよなぁ、笑。


その後1985年の「THEATRE OF PAIN」でTHUNDERBIREDと同シェイプのモデルを使うが、

これはHamer U.S.A. のモデルだった。

1987年の「GIRLS, GIRLS, GIRLS」、続く1989年の「DR.FEELGOOD」では、

プロモ契約なのか、彼はSpector製のモデルを使い続けた。



そして、1991年に「DECADE OF DECADENCE」がリリースされてから今まで、

彼はずっとGibson製のTHUNDERBIRDを使い続けている。
















そして2000年のことだ。

GibsonからついにNIKKI SIXX Signature モデルが限定発売された。

名前はBLACKBIRDなんだって、彼らしい、笑。















基本的なシェイプや素材はTHUNDERBIRDと同様だ。

THUNDERBIRDと異なる点は、

①　BLACKBIRDのみとなるMAT BLACK塗装されていること

②　通常ドットであるインレイがアイアンクロスになっていること

③　通常装備されている２つのヴォリューム・コントロールと１つのトーン・コントロールが無く、

　　 ON / OFFの切り替えスイッチがある。

④　彼の奏法にならい、ブリッジ後ろに小指をかけるハンドルが付いている。

くらいかな。

細かいことを言えば、

THUNDERBIRDのピックガードを外すと配線のためのザグリ（溝）が深く掘られているが、

BLACKBIRDにはコレが無く、ピックガードも透明なアクリル製だったりするのだ。



で、

これが発売されたとき僕は学生で金が無く、欲しくても変えなかった。

発売を知ってしまった自分を呪ったくらいで、

悔しくて楽器屋にも行けなかったのだ、笑。


こまめにチェックしてると、

ヤフオクや中古楽器サイトに年に1度くらいの割合で登場したりする。

しかし、相手は楽器。

使ってナンボのものだから、状態は悪いものばかり。

つや消し塗装というのも手伝って傷だらけのものも多く、

当然見つけても購入を検討するには至らなかったわけだ。



ところがだ、笑！！！

いやぁ、運命ってやっぱり信じてしまうよね、笑。


早く職場に着いたある朝、

何気なくネットを見ていたら、ヤフオクで超美品発見！！

ほとんど使用して無いようで、つまり7年間眠ってたわけだ。



以前ヤフオクにこのモデルが登場した時は、

もっと傷んだものだったにもかかわらず定価をはるかに超える金額で落札されていた。

という訳で、

きっと自分の手の出ない価格で取引されるだろうな、と思いつつ、

淡い期待を抱いて終了時間直前まで様子を見た、笑。


30分くらい前から入札を始めた僕だったが、

あまり競り合うことも無くオークションは終了。

あ、あれ、笑！？


数日後に無事届いちゃったのがコレ♪















　　　











あまりにカッコよすぎる、笑！

そして本当に新品同様だった！

音も当然いい。


コレに関してはベースを弾くから買ったわけではない、笑。

コレクターとして買いました、断言。


NIKKI SIXX と名がつけば僕にはあまりにも特別なのだ。

なんかジャニーズの追っかけの女の子みたいだが、笑、

僕にとってはちょっと特別すぎる存在なのだ。


そういうワケで、

きっとこの先ほとんど触ることがないような気もしてます、笑。