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なまった体を慣らすには丁度いい距離だ。
久々の東名自動車道、
懐かしの海老名SA。
ハーレーの店で伊豆や富士に走りに行くたびに、
いつもここにお客さんを集めていたな。
200台ものハーレーを連ねて、それはそれは壮観だった。
今日の僕は、ここでは一人ぼっちだ。
久々に舞い戻った箱根新道の入り口は、
まさにバイクの品評会。
新しいモデル、旧いモデル、
古今東西のバイクが行ったり来たりしていた。
残念ながら、
僕のS1よりカッコいいバイクは見つけられなかったが、笑。
仕事で付き合いのある人に誘われて、
車種もごちゃまぜの6台で箱根を駆け上がる。
久々のツーリング、
久々のワインディング。
感覚が鈍くなって腕に力が入ってしまう。
こうなると全く言うコトを聞かないのがS1だ。
とんでもないじゃじゃ馬になってしまう。
箱根新道から湯河原峠、そして熱海峠を下り函南へ。
韮山で蕎麦を食べた後は、
雲海の上を走る西伊豆スカイライン。
冷川から伊豆スカイラインに乗り、箱根新道で帰る。
秋の伊豆は、辺り一面のススキが金色に輝き、
アンドリュー・ワイエスの作品の数々を思い起こさせる。
本日の伊豆は、
見渡す限りの新緑。
透き通った空気と柔らかい風。
優しい陽射しと、
それを切り裂く爆音ビューエル、笑。
やはり伊豆だ、伊豆スカだ。
ポルコ・ロッソのサボイアが真紅の機体を翻すが如く、
右に左に、
上に下に。
真っ黒いS1は、その先の路面を追いかける。
その音は官能とは程遠い、
図太く野蛮な、幾多のノイズの集合体。
車体は大きく震え、
「もしも」が頭をよぎるたび、
僕の肩に、腕に、いらぬ力が込められていく。
でもわかるのだ。
そのコーナーを、
いいライン取りで、
いい回転数で駆け抜けた時、
まるでカミソリの刃のように鋭く切れ込み、
あっという間に加速していくS1。
その感覚をいよいよ思い出してきたのは、
帰りの亀石峠を通り過ぎた頃だった。
新緑のトンネルを、
矢のように走り抜ける。
木漏れ日に車体をギラリと輝かせる。
次のコーナーに飛び込んでいく。
挙動の一つ一つが愛おしいバイクなんて、
きっとそうは無いだろう。
それが故に、僕はビューエルに乗る。
完全に毒されたな、このバイクに。
きっと、ずっと乗り続けるのだろう、
この乗りにくいバイクに。
走るって気持ちいい。
そう痛感させられた本日の伊豆ツーリング。
感覚が鈍っていたのは悲しいが、
「Get A Grip」、
ここは譲るべきではないところ。
がっちり踏ん張って感覚を蘇らせるべきところ。
ろくにバイクにも乗れないようになったら、
「ただの豚」ならぬ「ただのサラリーマン」になってしまう、笑。
心地いい疲れの中、
今日は早めに寝るとしよう。
最後に、
Americoma 的、
ツーリングから帰って必ずやるべき3か条。
其の壱
バイクは簡単に拭いてやろう。
鉄の馬なのだ。
馬の毛並みを整えるが如く、
彼の体を雑巾で拭いてやろう。
其の弐
タリーズに行こう。
テラスでバイクを眺めながら、
今日の走りを振り返ろう。
くれぐれも、
明日会社でやることを思い浮かべてはならない。
其の参
帰ったら必ず地図を見よう。
知っている道か否かに関わらず、地図で辿ろう。
知らない道は覚えるし、
知っている道には別の発見があるはずだ。
便利この上ないカーナビを否定するつもりはさらさら無いが、
男なら地図くらい心に刻んでおきたいものだ、
その道の思い出と共に。。。
なんてね、笑。
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HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
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