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1. Rainy Days
身内でない人間に対して、
身内のことを誇らしく話すというのは、
日本においては美徳ではない。
いわゆる「謙遜の心」というものか、
それも嫌いではないが、
僕は素直に自慢したいのだ、
兄貴を。
小さい頃から、あまり喧嘩をした覚えが無い。
いつも兄貴が譲っていたからだ。
何処へ行くにも、何をするにも、
4つ違いの兄貴は僕を一番に考えていたように思う。
女の子じゃないから、
2人でおしゃべり、ということはさすがに無いが、
とにかく仲のいい兄弟だと思う。
そこそこの努力で結構勉強ができた僕。
散々苦労して成績を上げていった兄貴。
絵を描くこともなければ、
何か力強いものを信じて一人突き進むこともない。
僕を知っている人は、
僕があまり普通じゃない人だと知っているだろうが、
兄貴はいたって普通の男だ。
そして、
その兄貴のおかげで今の僕がいる。
この10年、
兄貴と欠かさず行くイベントがある。
「INDY JAPAN / インディ・ジャパン」。
アメリカで最もホットなモータースポーツであるインディカー・シリーズの、
唯一本国以外で開催される公式戦だ。
370km/hを超える圧倒的なスピードはもちろん、
わかりやすいルール、オイルの焼ける匂い、
耳を裂くエンジン音、その全てがアメリカ的でたまらないイベントだ。
元々モータースポーツの大好きな兄貴と一緒に、
いつも車中泊でこのイベントに足を運ぶ。
弟思いの優しい兄貴は、
学生だった僕のチケット代からメシ代まで、ほとんどを払ってしまっていた。
それは何故か僕が社会人になってからも続いていて、
いい加減払わせて欲しいが、
とにかく、兄貴はそうさせてはくれない。
木曜は練習走行日、金曜日に公式予選、
土曜日が決勝で、日曜日は予備日。
初めて金曜からの参加となった今年のツインリンクもてぎは、
一日中雨模様。
観戦どころか、パドックもお休み状態だ。
仕方なく向かったホンダ・コレクションホールには、
F1の英雄アイルトン・セナのマクラーレンが鎮座していた。
F1とインディは似てはいるが全く別物だし、
資金力がモノを言うF1にはあまり興味がない。
けれど僕がセナを好きなのは、
彼が孤高のレーシングドライバーだったから。
そして兄貴が彼を大好きだったから。
マルボロカラーに塗り分けられたマクラーレンのボディは、
そしてブラジリアン・カラーのセナのヘルメットは、
グレーのサーキットに何よりも映えていた。
そんな彼が14年前に事故死した時、中学生だった僕は随分落ち込んだものだ。
僕がセナのマシンに見とれている頃、兄貴の携帯が鳴った。
この秋結婚する婚約者のお父さんが亡くなってしまった。
持病が悪化したそうだ。
楽しくて仕方のないイベントだが、
僕にとっては兄貴と見るのが前提のイベントでもある。
兄貴と一緒に東京へ引き返そうとする僕と、
僕に残れと言う兄貴と、
話は平行線のまま。
最後に譲るのはいつも兄貴だ。
でも帰るのは、僕なりの、何かの気持ちの表れなんだ。
2. Merry - Go - Round
日曜の朝一で向かったのは、古巣のハーレー店。
鏡のようなPMホイールを合わせてみる日だ。
「合わせてみる」必要なんて本当はないんだ、ビューエル用ホイールなんだから。
でもそこはアメリカ製品。
一緒に買って先に取り付けたMくん情報によるとホイールに加工が必要だったらしい。
恐るべき事実だが、アメリカの工業製品には個体差がある。
同じラインで同じ日に出来た製品でも、何故か同じじゃない。
だから、Mくんが加工したのと同じように加工しても、意味がないのだ。
ちなみにこの「加工」は「センター出し」のことだ。
簡単に言えば、
ハンドルが真っ直ぐなのにバイクが曲がって進んだら大変だから、
そうならないようにセンター、つまり中央を合わせる必要があり、
その修正幅が、このホイールの場合半端じゃないということだ。
それで、ホイールを「合わせに」店に向かった。
僕のホイールを、僕のバイクに合わせる。
なんと、あっさり装着できてしまったらしい。
そのままでも全く問題のないレベルだったようだ。
この日は仕事をしなければならなかったから、
店にバイクを置いて会社へ。
足回りをドレスアップした愛車と対面するのは来週だ。
3. S k u l l
とにかく忙しい日々が続いていた。
明日、大きな会合の司会が終われば仕事はかなり楽になる。はず。
睡眠不足で一日眠かった今日は早めに会社を出た。
ワイシャツが欲しくてユナイテッド・アローズに向かったが、
一緒にネクタイも買ってしまった。
普段ノーネクタイだからネクタイなんてあまり要らないが、
こいつは気に入ってしまったのだ。
真っ黒の中に、無数の「うさぎドクロ」がいる。
こんなネクタイもいいじゃないか。
明日はこれで司会に臨もうか。
このネクタイ、「Psycho Bunny / サイコ・バニー」というブランドで、
最近海外で人気が出てきたらしい。
ちょっとROCK なあなたなら、1万3500円は安いはずだ。
身内のことを誇らしく話すというのは、
日本においては美徳ではない。
いわゆる「謙遜の心」というものか、
それも嫌いではないが、
僕は素直に自慢したいのだ、
兄貴を。
小さい頃から、あまり喧嘩をした覚えが無い。
いつも兄貴が譲っていたからだ。
何処へ行くにも、何をするにも、
4つ違いの兄貴は僕を一番に考えていたように思う。
女の子じゃないから、
2人でおしゃべり、ということはさすがに無いが、
とにかく仲のいい兄弟だと思う。
そこそこの努力で結構勉強ができた僕。
散々苦労して成績を上げていった兄貴。
絵を描くこともなければ、
何か力強いものを信じて一人突き進むこともない。
僕を知っている人は、
僕があまり普通じゃない人だと知っているだろうが、
兄貴はいたって普通の男だ。
そして、
その兄貴のおかげで今の僕がいる。
この10年、
兄貴と欠かさず行くイベントがある。
「INDY JAPAN / インディ・ジャパン」。
アメリカで最もホットなモータースポーツであるインディカー・シリーズの、
唯一本国以外で開催される公式戦だ。
370km/hを超える圧倒的なスピードはもちろん、
わかりやすいルール、オイルの焼ける匂い、
耳を裂くエンジン音、その全てがアメリカ的でたまらないイベントだ。
元々モータースポーツの大好きな兄貴と一緒に、
いつも車中泊でこのイベントに足を運ぶ。
弟思いの優しい兄貴は、
学生だった僕のチケット代からメシ代まで、ほとんどを払ってしまっていた。
それは何故か僕が社会人になってからも続いていて、
いい加減払わせて欲しいが、
とにかく、兄貴はそうさせてはくれない。
木曜は練習走行日、金曜日に公式予選、
土曜日が決勝で、日曜日は予備日。
初めて金曜からの参加となった今年のツインリンクもてぎは、
一日中雨模様。
観戦どころか、パドックもお休み状態だ。
仕方なく向かったホンダ・コレクションホールには、
F1の英雄アイルトン・セナのマクラーレンが鎮座していた。
F1とインディは似てはいるが全く別物だし、
資金力がモノを言うF1にはあまり興味がない。
けれど僕がセナを好きなのは、
彼が孤高のレーシングドライバーだったから。
そして兄貴が彼を大好きだったから。
マルボロカラーに塗り分けられたマクラーレンのボディは、
そしてブラジリアン・カラーのセナのヘルメットは、
グレーのサーキットに何よりも映えていた。
そんな彼が14年前に事故死した時、中学生だった僕は随分落ち込んだものだ。
僕がセナのマシンに見とれている頃、兄貴の携帯が鳴った。
この秋結婚する婚約者のお父さんが亡くなってしまった。
持病が悪化したそうだ。
楽しくて仕方のないイベントだが、
僕にとっては兄貴と見るのが前提のイベントでもある。
兄貴と一緒に東京へ引き返そうとする僕と、
僕に残れと言う兄貴と、
話は平行線のまま。
最後に譲るのはいつも兄貴だ。
でも帰るのは、僕なりの、何かの気持ちの表れなんだ。
2. Merry - Go - Round
日曜の朝一で向かったのは、古巣のハーレー店。
鏡のようなPMホイールを合わせてみる日だ。
「合わせてみる」必要なんて本当はないんだ、ビューエル用ホイールなんだから。
でもそこはアメリカ製品。
一緒に買って先に取り付けたMくん情報によるとホイールに加工が必要だったらしい。
恐るべき事実だが、アメリカの工業製品には個体差がある。
同じラインで同じ日に出来た製品でも、何故か同じじゃない。
だから、Mくんが加工したのと同じように加工しても、意味がないのだ。
ちなみにこの「加工」は「センター出し」のことだ。
簡単に言えば、
ハンドルが真っ直ぐなのにバイクが曲がって進んだら大変だから、
そうならないようにセンター、つまり中央を合わせる必要があり、
その修正幅が、このホイールの場合半端じゃないということだ。
それで、ホイールを「合わせに」店に向かった。
僕のホイールを、僕のバイクに合わせる。
なんと、あっさり装着できてしまったらしい。
そのままでも全く問題のないレベルだったようだ。
この日は仕事をしなければならなかったから、
店にバイクを置いて会社へ。
足回りをドレスアップした愛車と対面するのは来週だ。
3. S k u l l
とにかく忙しい日々が続いていた。
明日、大きな会合の司会が終われば仕事はかなり楽になる。はず。
睡眠不足で一日眠かった今日は早めに会社を出た。
ワイシャツが欲しくてユナイテッド・アローズに向かったが、
一緒にネクタイも買ってしまった。
普段ノーネクタイだからネクタイなんてあまり要らないが、
こいつは気に入ってしまったのだ。
真っ黒の中に、無数の「うさぎドクロ」がいる。
こんなネクタイもいいじゃないか。
明日はこれで司会に臨もうか。
このネクタイ、「Psycho Bunny / サイコ・バニー」というブランドで、
最近海外で人気が出てきたらしい。
ちょっとROCK なあなたなら、1万3500円は安いはずだ。
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c o m m e n t s
[03/16 americoma]
[03/15 よっし~]
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[03/03 americoma]
c a t e g o r y
p r o f i l e
HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
s e a r c h
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