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Grindhouse / グラインドハウス


B級映画ばかりを2~3本立てで上映した小さな映画館のことをこう呼ぶ。

殺人、性、ドラッグ、アルコール、

ワイルドさや汗臭さ、ロックな香り。



グラインドハウスもまた

アメリカのアンダーグラウンドな部分の象徴的存在だ。





中身の無い映画が好きだ。


壮大なドラマも感動の大作も結構だが、

一つの台詞が、一瞬の身のこなしが、

そして劇中の一曲がカッコ良いことが、

僕にとってカッコいい映画だ。


そしてそれは、リアルであればあるほどいい。


宇宙船の中で感動の涙を流す彼より、

ダウンタウンの路地裏で血を流す彼にしびれる。

自分がそんな男なのではない。

自分にはできない、けれどクールな情景がそこに広がるから、

僕はそういう映画が好きだ。



Grindhouse / グラインドハウス

2007年に全米公開された本作品は、

本物のグラインドハウスのように、

2本の別の映画で構成されている。

ロバート・ロドリゲスのプラネット・テラー、

クエンティン・タランティーノのデス・プルーフ。

さらに本編の合間に、フェイクの映画予告編が挿入される凝りようだ。




death-proof.jpg.jpg




































どちらもたいしたストーリーなど無く、

ただカッコいいシーンと音楽に溢れる。


日本ではそれぞれ別々に公開され、

DVDも別々に買うことが出来るが、

特にオススメなのがタランティーノのデス・プルーフだ。


デス・プルーフ・・・耐死仕様、

つまりスタントマン仕様に大改造を施された

マットブラックのシボレー・ノバを駆る変態オヤジが

可愛い女の子を次々恐怖のどん底に陥れていく、、、

4行書いただけで自分でもバカバカしくなるストーリーだが、笑、

劇中に登場する古き良きマッスルカーを見るだけでも幸せだ。

フォード・マスタング・マッハ1、

ダッジ・チャージャーにチャレンジャー、

むせ返すような分厚いV8のサウンドが轟くだけで、

この映画は十分にカッコいい。

テキサスの古びれたバーもまたカッコ良すぎるのだ。




アメ車が好きなら、

アメリカンカルチャーが好きなら観ない手は無い。

グラインドハウス。

今ならDVD6枚のBOXセットが売っていて、

これなら本国仕様の「2編連続バージョン」も収録されている。



ストーリーなんかはどうでもいい、

マッスルカー、'70sの音楽、ミニスカ&生足の女の子。

タランティーノが自分のフェチをこれでもかとぶちまけただけの映画、

こんな映画がカンヌ国際映画祭で選出、上映されたのだ。



世界って素晴らしい、笑。











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偶然!
つい先日…マッドマックスを観まして…
フォードファルコンが格好良いですね~
でもこれって男にしか分からないのでは?(笑)
よっし~ 2008/03/24(Mon)22:22:13 編集
無題
はぁ。。。そういうことなんですね。。。男の人にしか分かりませんね(笑)よっし~さんに同感です*
sada 2008/03/26(Wed)00:28:37 編集
無題
>よっし~さん
マッドマックス!
なんと素晴らしい映画でしょうね、笑。
登場する人やモノに惚れられる映画って大好きです、男の世界だとしても、笑。

>sadaさん
そういうことなのかも。。。
やっぱり女性には理解してもらえない部分かも、笑。
男の方が基本的におバカさん度が高い気がしますね、笑。
americoma 2008/03/26(Wed)22:08:19 編集
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アメリカと日本、
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その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。


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僕の頼もしい愛車。

葛飾北斎と
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崇拝しております。

休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
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何もしなかったり。
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