ある日に思うこと

描きたい。書きたい。

絵も、

そしてこのBLOGも、

あれこれ描きたいし、あれこれ書きたい。



絵の場合、

思い浮かんだネタをしばらく泳がせておくことで

それが良いものになったり、

それをクロッキーしているうちに思いもよらぬ方向に進んだり、

時間をかけて煮詰める必要がある。



BLOGの場合、

僕は文章を書くにも頭でいつの間にか組み立てているのだが、

絵のようにじっくりと時間をかけていたらもはやBLOGでは無い、笑。

オンライン上のツールである以上、

ある程度自身にタイムリーでなければならないと思うし、

毎日更新すべきではあるのだが、

なかなか簡潔で中身の無い文章が書けなくて困っている。

いつも文章が長いですよね、笑。





突然更新がおろそかになったことでお察し頂けるだろうが、

突然仕事が忙しくなった。

広告1本につき、

それを売った営業と、買ったクライアントがいる。

その広告を制作するデザイナーと、ライターと、カメラマンがいる。

それぞれとスケジュールを合わせながら仕事を進める。

その広告を何本も抱えて、

それぞれに〆切などのスケジュールを守らねばならない。


手帳が無くては全く話にならない生活というのは、

恥ずかしながら生まれて初めてだ。

朝9時から夜10時過ぎまで、ほとんど休み無しに、

タバコを吸う間も惜しいほど忙しい時がある。


まぁ、忙しいのはいいことではあるが。




今日は朝から住宅関連の社内テストを受けねばならず、

朝の銀座へ赴いた。

怪しく輝く夜の街は魅力的だが、

都心の朝の風景というのがまた大好きである。




昇ったばかりの朝の光に、

街並みは金色に輝いてまぶしく、

白い息を吐きながら足早に歩く人はまばら。



ことさら広く感じる道路を行き交うのはタクシーばかりで、

薄汚い路地から出てくるのはゴミ収集車。




そんな一日の始まりを、

物憂げに見下ろすカラスたち。


朝の、この張り詰めた空気と静寂が、

僕を何とも言えない気持ちにしてくれる。

寂しいような、暖かいような、何とも言えない気持ちになる。



一日室内にいると、

こういう感覚が鈍くなりそうで怖いが、

敏感で繊細であろうと思えば、

今までよりその感覚を研ぎ澄ますことのできるチャンスかもしれないな。







受身でいると、仕事に飲み込まれてしまう。

いくらやったって次が来るのだから。




自分のペースで、

思い切り攻める、

ちょっと身を引く、

そのあとまた思い切り攻めてみる。



せっかくのフレックスタイム制だし、

やり過ぎた残業に意味は無いわけだしね。







明日はいつもの時間に家を出よう。


いつも降りる汐留を通り越してしまおう。


その先の両国へ。


葛飾北斎が待っている。


汐留はその後だ。