×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「飛べない豚は ただの豚だ」
名作の多いスタジオジブリの作品の中でも、
「紅の豚」はことさら男気に満ちている気がする。
魔法で豚になったという主人公ポルコ・ロッソ。
頑なであり、一直線であり、
道理を重んじ、
そして女の子に弱い、笑。
ルックスこそ豚ではあるが、
しかし彼の立ち振る舞いはカッコいいし、
共感できる部分もまた多い。
しかしあの作品が男にとってたまらないのは、
彼らが大空を飛ぶからだ。
アドリア海の碧い空を、
小さな、旧い戦闘機で駆けるから、
あの映画はたまらないのだ。
SAVOIA<サヴォイア> S.21。
SAVOIA というメーカーは実在し、
S.21という機種も存在はしたが、
彼の乗る真紅の水上戦闘機は、架空のモデルである。
レーダーとコンピューターによって操られ、
音速を超えて見えない敵を撃ち落とす現代戦闘機と違い、
作品の舞台となった1920年代の戦闘機は、
まさに翼の生えたエンジンが飛ぶようなもの。
戦闘機を操縦したことは勿論ないが、
あの「アナログ感」こそ、
まさに僕の乗る1996年製ビューエル・S1ライトニングの魅力でもある。
バックミラーで後ろが確認できないほど大振りに振動し、
走ってはあちこちのボルトを緩ませる。
今時1リッターで10km走るのがやっとのクセに、
タンクには10リッター程度しか入れられない。
ある時は従順に気持ちよく回転が伸びるが、
ある時は突然にストールしたりもする。
まるで意思を持ったかのように気まぐれなあのビューエルは、
僕にとって、まさに翼のない小さな "SAVOIA" なのだ。
先週突然ヘッドガスケットが吹っ飛んで、
爆音を撒き散らしながら
やっとのことで辿り着いた、かつての職場。
あれだけ激しく、アツく、魅せる走りをするクセに、
どこかがダメになった途端に何とも頼りない。
そのどうしようもなさが、またバイクの魅力でもある気がする。
ハーレー・ダビッドソンを語る上で欠かせない、
不朽の名作「EASY RIDER<イージー・ライダー>」。
ピーター・フォンダ演じる "キャプテン・アメリカ"と、
デニス・ホッパー演じる "ビリー"。
ドラッグを煽り、金を手にしてロングフォークのチョッパーで威風堂々走る彼らだが、
最後の最後、
彼らはいとも簡単に銃撃されてしまう。
あのはかなさこそ、バイク。
あれでこそ、バイカー。
いかに偉そうに走ろうと、爆音を轟かせようと、
不良を気取ろうと、
バイクなんて、弱い存在なのだ。
そこに、何かの縮図を見て取れるような気がするから、
それを言葉では表現できないから、
僕はバイクに乗る。
復活の "SAVOIA"。
ビューエルのガスケット交換が終わった。
10年の間に改良された新設計ガスケットを装着して、
元気を取り戻したライトニング。
さて、
次はどこがおかしくなるのかな?
「紅の豚」はことさら男気に満ちている気がする。
魔法で豚になったという主人公ポルコ・ロッソ。
頑なであり、一直線であり、
道理を重んじ、
そして女の子に弱い、笑。
ルックスこそ豚ではあるが、
しかし彼の立ち振る舞いはカッコいいし、
共感できる部分もまた多い。
しかしあの作品が男にとってたまらないのは、
彼らが大空を飛ぶからだ。
アドリア海の碧い空を、
小さな、旧い戦闘機で駆けるから、
あの映画はたまらないのだ。
SAVOIA<サヴォイア> S.21。
SAVOIA というメーカーは実在し、
S.21という機種も存在はしたが、
彼の乗る真紅の水上戦闘機は、架空のモデルである。
レーダーとコンピューターによって操られ、
音速を超えて見えない敵を撃ち落とす現代戦闘機と違い、
作品の舞台となった1920年代の戦闘機は、
まさに翼の生えたエンジンが飛ぶようなもの。
戦闘機を操縦したことは勿論ないが、
あの「アナログ感」こそ、
まさに僕の乗る1996年製ビューエル・S1ライトニングの魅力でもある。
バックミラーで後ろが確認できないほど大振りに振動し、
走ってはあちこちのボルトを緩ませる。
今時1リッターで10km走るのがやっとのクセに、
タンクには10リッター程度しか入れられない。
ある時は従順に気持ちよく回転が伸びるが、
ある時は突然にストールしたりもする。
まるで意思を持ったかのように気まぐれなあのビューエルは、
僕にとって、まさに翼のない小さな "SAVOIA" なのだ。
先週突然ヘッドガスケットが吹っ飛んで、
爆音を撒き散らしながら
やっとのことで辿り着いた、かつての職場。
あれだけ激しく、アツく、魅せる走りをするクセに、
どこかがダメになった途端に何とも頼りない。
そのどうしようもなさが、またバイクの魅力でもある気がする。
ハーレー・ダビッドソンを語る上で欠かせない、
不朽の名作「EASY RIDER<イージー・ライダー>」。
ピーター・フォンダ演じる "キャプテン・アメリカ"と、
デニス・ホッパー演じる "ビリー"。
ドラッグを煽り、金を手にしてロングフォークのチョッパーで威風堂々走る彼らだが、
最後の最後、
彼らはいとも簡単に銃撃されてしまう。
あのはかなさこそ、バイク。
あれでこそ、バイカー。
いかに偉そうに走ろうと、爆音を轟かせようと、
不良を気取ろうと、
バイクなんて、弱い存在なのだ。
そこに、何かの縮図を見て取れるような気がするから、
それを言葉では表現できないから、
僕はバイクに乗る。
復活の "SAVOIA"。
ビューエルのガスケット交換が終わった。
10年の間に改良された新設計ガスケットを装着して、
元気を取り戻したライトニング。
さて、
次はどこがおかしくなるのかな?
PR
c a l e n d a r
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
n e w
c o m m e n t s
[03/16 americoma]
[03/15 よっし~]
[03/15 americoma]
[03/04 よっし~]
[03/03 americoma]
c a t e g o r y
p r o f i l e
HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
s e a r c h
c o u n t e r