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権威や権力とは徹底的に戦うこと。それに逆らうこと。


周囲をアッと驚かせてやること。

強さということ。




苦悩を笑い飛ばしてやること、

女の子には優しくしてやること。




時には重たいパンチを繰り出し、

時には軽快に身を翻すこと。





" カッコよく " 生きること、

そして、

それがロックンロールであるということ。









今 僕が、

とても大切にしているもの。


今の僕のアイデンティティにおいて、

揺るぎない核に、

つまりは魂に深く刻まれているもの。



それは何もかも、

彼から教わったような気がしている。









何の目的も無いのに、

何となく足が向かった書店で僕を待っていたのは、

久しぶりに彼が表紙を飾った雑誌だった。





NIKKI SIXX <ニッキー・シックス>。



彼と、

彼がリーダーを務めるバンド " Motley Crue <モトリー・クルー>" に出会って、

今年で16年になる。




幾多の音楽が氾濫する中で、

彼と彼の音楽が僕にとって最高のものであり続けたのは、

Nikki Sixx という男に惚れ込んだからに他ならないだろう。




当時の僕にとって衝撃的なメロディとファッション。

反抗期全盛の、

やり場の無い衝動を受け止めてくれた、

過激な歌詞と壮絶なパフォーマンス。





そして彼の発言は、

いつもクールで、的を得ていて、

頭のキレる男であることを容易に想像させた。

男前のルックスもさることながら、

その発言や生き方に、

思春期の僕は心酔していたように思う。

彼に出会わなければ、

僕がハーレー・ダビッドソンに跨るようなこと、

もしかしたら無かったかもしれない。









音楽というのは聴くものであるが、

ロックというのは聴くだけのものではない。

それは音であったり、

ファッションであったり、

生き方であったりして、

ロックな奴もいればそうでない奴もいるわけだ。



円盤に刻まれたメロディやリフさえカッコよければ、

それがカッコいいロックバンドにはなり得ないことを、

彼は僕に教えてくれた。

だからこそ、

彼は僕の中で神様のような存在だったのだろう。









単なる憧れから、

何かの共感の対象に、

そして自分が成長する上でのいい意味での目標になったのは、

絵を描くようになった頃からだろうか。







頭のキレる彼の雑誌での発言は、

いつも繊細で深い。

単なるロック・ミュージシャンにとどまらない、

男としての魅力に富んでいる。


ドラッグ中毒であった20年前の自身の日記を元にした、

「The Heroin Diaries」リリースにまつわる今回のインタビューで、

とても興味深い発言を見つけた。


「探しているのが神様だろうが、仲間だろうが、

結局は皆、独りぼっちだと感じたくないんだよ。

生きるのに究極の場所と言えば、

実際には独りきりになれても、独りぼっちだとは感じずに済む場所だ。

多くの人は、そこを探す旅を続けている。

何も必要としないで済む場所を。

何もないということがゴールなんだ。

その平和を勝ち取れたら、この現代世界ではそれを他のことをやるための、

自分自身のゴールを達成するための駆動力に出来る。

より良き何かになりたい、とかね。

それが、より良きミュージシャンでもいいし、

より良き夫でもいいし、妻、友人、親、扇動者、何でもいいけど、

そうなれたら女なんか要らなくなるよ。車も要らない。

賞賛の言葉も要らない。

ただそこにいるだけでいいんだ。

そうしたら、他の全ては自然とついてくる。」



硬く尖ったものは強固なようだが、

それよりも硬く劣ったものとぶつかった時、

跡形もなく砕けてしまう。

自分を硬く尖らせれば、人生はどこかで終わりだ。


以前もここに書いたが、

本当に強いものは空気のような存在のはずだ。

押すことも斬ることも出来ず、

正面からぶつかっていくことも出来ない。

ただただ優しく包まれてしまう、

きっと空気のような存在なのだ。


本当に強固なのは、

何かに向かって突き進むことではなく、

何が起こってもそれを内包してしまうことなのだろう。



絵を描いていてなんとなく垣間見えた、

" その先 " のあるべき姿。

その姿を、

彼も捉えているということが、

僕にとって何にも換えがたい勇気になるし、

心が落ち着く。






  he's going on ...


彼が力強く、そして優しく人生を進んでゆく。


僕も進まねば。



nikki.1.jpg










































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無題
貴乃花だよ。
wild-yellow 2008/02/10(Sun)23:41:02 編集
無題
僕も大学の時の友人に
『カッコいいバンドがあるから聞いてみ!』
ってCDを借りた時を思い出しました。
もろちん!その時からのファンです。
よっし~ 2008/02/11(Mon)17:20:37 編集
無題
>wild-yellowさん
貴乃花ってそういう人なんですか?
個人的になんか苦手で・・・笑。

>よっし~さん
いい音楽は色褪せませんよね!
彼らは一応現在進行形のバンドなので、
今後にも期待してます!
americoma 2008/02/11(Mon)18:03:31 編集
いつも思うんですが
自分に酔い過ぎじゃないですか?
さらさ 2008/02/14(Thu)12:29:20 編集
無題
>さらささん
はじめまして。
いつも見て頂いてるみたいで、ありがとうございます。

さらささんが仰るように、酔いすぎですよね、笑。
そう思ってる方も大勢いると思います。

でも、ここに書くのと同じように、
僕が日常こういうことを発言する訳ではありません。
それに、僕はこのブログを完全なノンフィクションの「日記」に仕立てるつもりもありません。
日常の些細な出来事、気持ち、そういうものを、
ある時は大袈裟に、ある時は何かの作品を意識して、
自分の好きなように書いています。

このブログを楽しんで下さる方も大勢います。
そういう方の多くは、
その辺のニュアンスを理解して下さってると感じています。

嘘は書きませんが、
単なる身の周りの状況報告を書くつもりもありません。


最後になりますが、
僕には自分のブログを思うままに書く自由があるし、
さらささんには不快なものを見ない自由があります。
その結果として、
さらささんが今後も遊びに下さったら、
僕はとても嬉しいです。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
americoma 2008/02/14(Thu)23:21:54 編集
無題
男に憧れる自分から見ると羨ましいくらい男気あふれていますね!負けません(笑)★
sada 2008/02/23(Sat)19:39:53 編集
無題
>sadaさん
こんばんは!
そんなに男に憧れますか、笑?
男性として生きるのも女性として生きるのも、
きっといいトコ悪いトコ両方なんでしょうね。

そして、それを分かり合えないから、きっと異性にひかれるんでしょう。。。
なんて、わかったような言い方ですが、笑。
americoma 2008/02/23(Sat)21:26:58 編集
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こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。


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僕の頼もしい愛車。

葛飾北斎と
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崇拝しております。

休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
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