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あの朝、普段よりずっと早く目覚めたのは
前の晩疲れて早く寝たからか、はたまた時差ボケってやつなのか。。。
いや、きっとココロとカラダが興奮したままだったから。
ラスベガスを発った飛行機がシアトルにほど近いポートランドへ降りてゆく。
雲の下は滞在中最初で最後の雨模様。
pic 48 : ポートランド空港にて。
寂しさだけが募った。
あっという間、だがしかし確実に、アメリカの時間の流れを感じられた、
そんな1週間。
オシャレなロデオ・ドライヴも、
美しいサンタモニカも、
憧れのウエスト・ハリウッドも素晴らしかった。
ラスベガスの夜景は僕を魅了してやまなかったし、
グランドキャニオンに僕は打ちのめされた。
でも僕にとって一番有意義だったのは、
現地の人とのなんでもない会話。
住民気取りでまったりしたビバリーヒルズのスターバックスのお姉さん、
ついつい買ってしまったハリウッドのタバコ屋の兄ちゃん、
4セントおまけしてくれたサンタモニカプレイスのコーヒーショップのおじさん、
レストランのオーナーさんとか機内のスチュワーデスさんとか、
他にもたくさん、たくさん会話を楽しんできた。
1週間ながら、アメリカにいて思った。
彼らは人をハッピーにすることが大好きなのだ。
人にハッピーを与えることを大切にしているのだ。
エレベーターを降りるときはどんな男だって女性に先を譲る。
人とぶつかったら、みんな一言詫びる。
人を不快にさせない、当たり前のマナーやエチケットが備わった人々。
ハリウッド。ラスベガス。
街をエンターテイメントにしてしまう、その心意気と徹底した行動力。
小さな「ハッピー」から、大きな「ハッピー」まで、
とにかく「ハッピー」が行き交う、幸せを量産する国。
「東京まで何時間かかるの?」
フライトまでの時間に寄ったスターバックスで、カウンター越しに聞かれた。
アメリカはどうだったか、と尋ねる彼女に僕は答えた。
「本当に最高だったよ。ここに残りたいくらい。」
「じゃぁ、私と一緒にスターバックスで働く!?」
彼女は笑ってそう言った。
いつもより時間に余裕のあったあの朝は、
開店したてのタリーズに寄り道した。
いつもの席から見る、いつもと変わらぬ眺め。
あのおじさん、今頃何やってるのかな。
あのおばちゃん、今日も楽しくやってるかな。
そう思いながら飲む暖かいカフェラテの味は、
かの地のそれと同じように、僕に小さな幸せをくれた。
僕は最高にアメリカが好きだった。
そして今、
僕はアメリカを今まで以上に好きになった。
彼らはこれからも幸せでありつづけるだろう。
これからも幸せを生み続けることだろう。
GOD BLESS AMERICA
アメリカに祝福あれ
あのおじさんが、あのおばさんが、幸せでいられますように。
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行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。