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ビューエルには、ブラストという名のモデルがある。
現行のXB9シリーズの2気筒エンジンの後ろ側を無くすという、
実にアメリカ的な手法によって単気筒492ccとなった独特のモデルだ。
アメリカの免許制度では、
免許の無い人に対して、ハーレーやビューエルのディーラーが敷地内のコースでライディングを教え、
さらに別室で講義を行うそうだ。
そして発行された修了証書を持って役所へ行くと免許が交付されるのだとか。
日本でHONDA の CB400 や CB750 が売れ続けるように、
教習で使ったモデルというのは安心感が生まれるのか、その後欲しがる人が多い。
そこへ目を付けたビューエルが送り込んだのがブラスト、という訳だ。
ところが、400ccを境に普通二輪免許と大型二輪免許に分かれる日本では、
その需要が見込まれないので導入されたことは無く、
今までに一度も日本でのラインナップには加わることの無かったレアモデル。
それが突然店に、笑!!
実はコレ、
かつてハーレーダビッドソンジャパン (HDJ) が輸入したブラストのうちの1台で、
今でも日本に5台ほどあるのだとか。
今日はそのHDJ の某スタッフさんが来店して、その際借りて乗ってきたというわけだ。
笑えるほど貧弱な、そして愛すべき佇まいのブラストを前にして、
ただ写真を撮るだけの僕だったが、
「いいから遊んでこいよ、笑!」
と言われて試乗してきました。
キーが現行モデルと同じシェイプなのに違和感がありまくるが、
まぁそもそもブラストもアメリカでは現行モデルだから当然か。
セルスターターでエンジンをかける。
テコテコテコテコテコテコ。。。。。。。。。
ちょっとこもり気味の、スーパートラップのような排気音と、結構派手な振動。
あまりに低いシートが逆に怖いが、そのまま路上へ飛び出した!
↑単純に後ろシリンダーの無い単気筒、笑。
ナメクジのような下部のマフラーは、なんとエキパイから一体になってた。。。
そしてまたがるとこんなに小さいのだ、笑!
なんと!!!
遅い!!!
お世辞にもビューエルとは思えない、非常に現実的な加速力。
そしてビューエルというよりHDのスポーツスターに近いステップ位置。
まるで気合が入りません、笑!
乗りにくくはないが、パーシャルが無い、
つまり加速するか減速するかどちらか、というフィーリングだ。
ただ現行XBモデルのエンジンがベースだから思いのほか吹け上がりはいい。
タコメーターが無いので回転数はわからないけどね。
↑特徴的なスプロケット。とにかくリアタイヤも細い、笑。
フォルムはむしろS1やM2に似ているのに現行モデル。
キーもしっかり現行仕様だ。
なんとも愉快なプチ・ビューエル。
周りのクルマにもナメられまくるぞ、笑。
お世辞にもカッコいいとは言えないフォルム。
決して乗りやすいとは言えない操作性。
特筆すべきことは一切無いエンジン。
ただし、ビューエルというメーカーがこだわり続ける、
「楽しく乗れる」というビューエルのアイデンティティは十二分に守られている気がする。
。。。。
欲しい、笑!!
この脱力しきった雰囲気が、下駄のように扱えそうでいいじゃないか。
コンビニに行く、TSUTAYA に行く、
そういう時にまるで250ccバイクのように扱えてしまうビューエル。
いやぁ本当に楽しかった。
もしも日本で売られたら、およそ80万円程度だろうか。
ビューエルオーナーに限って欲しがるだろうなぁコレは。
署名とか集めて、なんとかならないかな。
この愛すべきショボバイクに、あなたの一票を、笑!
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americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
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こよなく愛し、
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