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ある日僕は店の店長に聞かれた。
「ハーレーやビューエルを買ったお客さんが得る感動体験を、
新人にも味わわせてやることだと思う。」
僕はそう答えた。
店の中だけでバイクをいじったり磨いたりしていると、それはただのバイクになってしまう。
その先のオーナー自身や、オーナーのバイクに対する思い入れ、
彼らが夢中になるハーレーやビューエルの面白さを、感動を、
店の中だけで仕事をすると忘れていってしまう気がする。
僕らにとって大切なのは、
それが何年式の何と言う車種であるかではなく、
誰がどのように関わっているバイクであるか、であるはずだ。
ツーリングに同行する、接客してお客さんとたくさん話をする、
そういうことこそ、
新人が新人であるうちにたくさん経験してもらいたいと思っていた。
「それはとてもいい考えだね。」
そうは言ってもらえたが、ついに実現することは無かった。
10月14日。
関東中からビューエルが集結する「ビューエル・オーナーズミーティング」。
今日は別の支店のO君と下見に行ってきた。
朝8時、予定通り中央道藤野PAを出発した僕たちは、
その先の上野原ICで一般道に出て、県道を道志みち目指して南下した。
いや本当はね、
綺麗な景色、その気にさせる道、あれこれ写真に収めるつもりでいたんだけど、
最初の1枚を撮ろうとしたら、なんと電池切れ。。。笑。
ほとんど車のいないサーキットのような道志みちを一気に駆け抜ける。
今日は結構飛ばしたぞ、笑。
途中のコンビニまで藤野から40分。
コンビニの駐車場から眺める水田に水は無く、
きらきらと輝く稲穂が深々ととその頭(こうべ)を垂れていた。
道志みちは山伏峠に向かって標高を上げ、そこから山梨県に入る。
気温が一気に下がる。
色々なお客さんを思い出す。
色々な景色を思い出すし、色々なエピソードも懐かしく感じる。
山中湖から三国峠へ。
思えば、入社したのはハーレーを買って3,4ヶ月くらいの頃。
道も知らず、ツーリングらしいツーリングも経験したことの無かった僕。
ツーリングの楽しさを教えてくれたのは、ずばりお客さんだ。
そしてスキンヘッドの部長が、ありとあらゆる「おいしいルート」を教えてくれた。
教わってから始めて通った三国峠は、
コーナーもタイトで傾斜もキツくて、結構おっかないルートだった。
あの頃に比べれば僕のライディングも少しはマシになったか、笑。
三国峠のススキももう一息。
本番の頃には金色に輝いていることだろう。
つい先日F1が開催された富士スピードウェイ。
僕にとってココは、F1でもGTでもなく、ハーレーのイベント開催地の印象。
6月のブルースカイへブンではずぶ濡れで通ったこの道も、
今日は秋の陽光に照らされて眩しかった。
国道246号から富士スカイラインへ。
陸上自衛隊の演習場脇を一気に上ってゆく。
富士のすそ野の広大さを体感できる道の一つだ。
道は一直線でわかりづらいが、かなりの勾配だと思う。
上りきった水ヶ塚SAで休憩。
ここはいつも寒い、笑。
ここまで、道志みちのコンビニから1時間。
お客さんを連れて走ったら全部で3時間近いか。
寒さをこらえて山腹を下れば、そこはもう朝霧高原だ。
温かい日差しに羊も目を細めている。
お決まりのジェラートはいつもよりユルくて、
なんか手がベトベトになっちゃったんですけど。。。
ここで携帯カメラでパチリ。
本当はドカティが欲しかったのにビューエルを買わされたO君、笑。
しかし今やビューエルにどっぷりみたいで、
この1年ちょっとで走行は24,000kmを超えたんだとか。
妙に丁寧な言葉遣いが面白い彼は、仕事ぶりがとてもマジメだ。
同期は辞めてしまったけれど、彼には頑張ってもらいたいと思う。
それにしても、男2人でジェラートを食う光景も結構微妙だよね、笑。
あ、でも、4人組の女の子が牛の乳搾りにトライしてまして、
あれも同じくらい微妙じゃないかな、と、笑。
女の子が乳搾り、がなんかヤラシイ感じするのは、
僕が変なこと考えすぎなのか?
休憩を入れながら、ここミルクランドまで約3時間。
ここから精進湖を北上して中央道へ。
一瞬道を間違えたけど、いいのだ、下見なんだから。
帰りに寄った談合坂SAでキムチ牛丼というのを食べてみたが、旨いです。
今度ぜひどうぞ。
季節的にもいいのだろうが、やはり走るって気持ちいい。
特に今日はハイペースで走れたし。
これからは1人でもちょくちょく走りに出かけよう。
そう思いながらの帰り道。
タリーズへ寄るはずが、疲れて寝てしまった、笑。
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行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。