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サメの本が発売された。
その名もズバリ、「世界サメ図鑑」。
監修している仲谷一宏氏は、
北海道大学水産学部にいる、日本のサメ類研究の第一人者ともいえる人だ。
実は、狂ったようにサメに惹かれ、サメを愛している。
きっかけは特に無い。
世間一般の子供と同じように怪獣や恐竜が大好きで、
電車や消防車などと一緒に、そんな動物たちの絵を毎日落書きしていた。
当時サメは少年だった僕を魅了する強大な生物の1つに過ぎなかったわけだが、
その流麗なフォルムと図鑑の挿絵から見て取れる獰猛さが、
いつしか僕にとって特別に敬愛する生物となっていたと思う。
一時本気で北海道大学に進学し、サメの学者となることを考えていたくらい、
サメは僕にとって格別の魅力を提供し続けてくれる。
結局北大を受験することは無かったが、サメについては独学で勉強し続けた。
水産学や生物学の基礎知識は素人レベルだが、
サメについてのみ、異常な知識や情報を持っていると自負している。
彼らの最大の魅力は、その神秘性にある。
名ばかりが有名で、中には人を襲って食べるという悪しきイメージも定着しているが、
実はサメの生態についてはまだ謎だらけで、毎年新種が発見されているほど。
確実にわかっていることは、
彼らもまた、その生存個体数を著しく減少させているということだ。
人を襲うライオンも、トラも、今では国際的にその生息域が守られ、
彼らは絶滅の危機から脱しつつある。
しかし、人を襲うような大型サメの保護は、部分的に始まったばかり。
大海原に彼らがどれほど泳いでいるのかすら、正確にはわからないのだ。
食物連鎖の頂点にいる生物ほど、そのピラミッドに与える影響は大きい。
サメを保護することは非常に重要なことだと思う。
自然保護の観点を抜きにしても、サメは魅力的な生物だ。
一般的な硬骨魚類とは全く違った独自の進化を果たしたサメは、
僕らの常識では考えられない能力を備え、繁栄してきた。
例えば、へその緒で繋がった子を産むサメや、海水温より5度以上高い体温を維持するサメ。
それらは学校の授業で習うような、
「魚は卵を産み、体温を持たない」という常識から完全に逸脱しているが、
実際にそういうサメは多く存在するのである。
恐竜よりはるか昔に地球上に現れ、今なお世界の海を泳ぎ続けるサメ。
この本は、名前こそ「図鑑」となっているものの、
単に多種多様なサメを紹介しているだけではない。
サメという生物の歴史、進化の歴史に始まり、
生物学や生態学的特徴も大変わかりやすく解説している。
サメの世界への、まさにエントリーブック。
強くオススメしたい。
僕らは彼らのことを、まだまだ知らなさ過ぎるのだ。
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HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
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