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あっという間だとも思うが、非常に長かったとも思う。
新しい会社の入社式から、もう3週間が経つ。
「生命保険」そのものの生い立ちを学んだり、
業界の勉強をしたり、会社理念を覚えたり、営業ロープレを繰り返したり。
朝は、8時から。
夜は、終電がくるまで。
まるで受験を控えた予備校生のように、僕は会社に缶詰めになって、
ひたすら、勉強を続けた。
人間、年をとると時間の経過が早い。
子供の頃の1年はあんなに長かったのに、最近は1年があっという間だ。
誰もが思うことだ。
しかし、
実はこれは年齢のせいではないらしい。
人間、同じ事を繰り返すと時間の経過が早い。
見るものも聞くことも初めてだらけの子供の1年は、異様に長い。
全てが新しい経験で、その世界の全てが新鮮だからだ。
同じ道を歩き、同じ職場で同じ事を繰り返す大人の1年は、異様に短い。
初めての場所に出かけた時、
行きは随分遠く感じたのに、帰りはやたらと近く感じることがある。
実はアレも同じ心理が働くらしく、
帰りは一度通った道だから短く感じるそうだ。
入社から、もう3週間経ったとも思うし、
まだ3週間しか経っていないのか、とも思う。
急遽予定が空いた今日の僕は、
古巣のハーレー・ダビッドソン東村山へ向かった(予告しないでスミマセン!!)。
偶然にも「創業祭」開催中のHD東村山は、お客さんもたくさんいて、
懐かしい気持ちでいっぱいになった。
イベントの準備も大変だし、
当日悪天候で来店が伸び悩んだこともあった。
あまりの忙しさに昼飯を食べられないこともしょっちゅうだった。
何人かのお客さんや「元」同僚には名刺を渡した。
ここは趣味で人が繋がっている所、
だからあまり仕事の話を持ち出すのも気が引けるし、営業活動なんてもってのほか、
以前はそう想像していた。
正直、今はそう思わない。
僕のやっていることは、これからやろうとしていることは、
少なくともある一定以上の正義を伴っていて、
それは必ずやその人を幸せにできる。
ある意味で死と関わる、死を想像させるという非常に難易度の高い仕事だが、
だからこそ重要で、遣り甲斐も感じられる仕事だ。
「保険屋」は嫌われる。友達だって失うだろう。
ある先輩が言っていた。
「俺達は保険屋じゃない。保障屋だ。」
転職なんて全く考えていなかった僕が決断したのは、
まさにこの一言に象徴される。
「保険に入ってもらうのが仕事ではなく、保険金を届けるのが仕事」。
自分のお客さんのために、ひいては世の中のために、
自分達こそは、自分達だけは正義を貫くのだと、
その気概に心を打たれて、僕は転職を決めた。
今日、1人のお客さんに会うことができた。
2年半前、バイクを買って頂いたすぐ後に僕は辞めてしまった。
そんなお客さんから、
「きっと向いているし、ぜひ頑張ってください」と言って頂けた。
バイク屋にいると、お客さんの休日の顔しか知らないことが多い。
1週間のうちの2日間、週末の彼らはバイカーになる。
だから話題もバイクに関することが必然的に多い。
でも残りの5日間、
ある人はビジネスマン、ある人は社長だ。
ある人は医者としての顔を持っているし、またある人は警察官でもある。
僕なんかには到底真似できないような人生を歩んでいる。
そしてその殆どが大先輩という訳だ。
たくさんの人と接することができること、そしてそれが仕事であるということ。
不安もいっぱいだが、期待もまたいっぱいである。
入社から、もう3週間経ったとも思うし、
まだ3週間しか経っていないのか、とも思う。
長いような、短いような3月が終盤に差し掛かる。
いよいよ、僕は外へ出る。
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HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
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葛飾北斎と
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崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
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何もしなかったり。
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