加湿器

冬は肌が荒れて困ってしまう、

・・・なんてこと、あまり感じたこともない。


風邪気味の時はさすがに乾燥した空気が辛いが、

幸い風邪気味になることも年に数回あるかないか。

丈夫な体に湿度の高低はあまり関係ないらしい。








ところが、

僕の部屋で湿度の影響をダイレクトに受けるものがある。


そう、楽器。

壁にぶら下がったり、スタンドに吊るしたベースが4本。

ケースにしまってあるギターとベースが2本。

以前と少しセッティングが変わっている気がした。


気のせいかもしれないが、気になると非常に気になる。

実は部屋の乾燥が楽器に大ダメージを与えているのではないか。

そう思って、加湿器を購入することにした。




今の加湿器市場はすごい。

正確にいうと空気清浄機の類か。

CMもガンガン流れているから周知の通りだが、

臭いのモトやウィルスまで撃退してくれるのだ。




プラズマクラスターとか何とか。

メーカーによってその機能の呼び名が違って、サイズも色々あって、

悩むだけ疲れる。



興味のあるものはトコトン拘るが、

あまり関心の持てないものを一生懸命調べるのは非常に辛い。


だいたい、僕のためではなく楽器のためだから、

加湿ができればそれ以上の機能にお金を払う必要はないではないか。


そう思い、

「加湿するだけの加湿器」をインターネットで購入。

空気中に水分をばら撒くだけのマシーンだ。





機能は捨てるがデザインは譲れない。

とはいえ、秀逸なデザインの加湿器に出会えなかったのも事実。

コンパクトなものではないし、どこかに隠して使うものでもない。

部屋の、それなりに目立つ位置で使うわけなので、

主張しすぎず、「水タンク」っぽくないものを選んでみた。


加湿器には水を沸騰させて蒸気を噴霧するものと、

超音波振動で水分を噴霧するものとある、らしく、これはそのハイブリッド型。

だからてっぺんから湧き上がる蒸気は意外にひんやりしているのだ。


同じティアドロップ型のリモコンがついていて、

噴霧量の調整やタイマー設定ができる。

価格は1万円ちょっと。




ただ水分をばら撒くだけで1万円。高いか安いかは人それぞれ。

ただし部屋の空気は明らかに変わる。

気になる人にはお勧めの一品。







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