江古田。

西武池袋線、池袋から3つめ。

毎日通過する駅。


江古田。

普通列車が急行とか特急とかに追い抜かれるためにあるかのような、

少なくとも僕には用事の無い駅。



日大芸術学部とか、武蔵大学とか、

あと他にも色々あったと思うけど、とにかく学生の街。

街は決して洗練されていなくて、古臭い昭和の香りがやや漂う。





そこに住んでいるのか、

はたまた住んでいたのか、

「江古田ちゃん」という素敵な女性がいる。

いや、素敵かどうかはちょっと自信無いけど、笑。









瀧浪ユカリさんという漫画家の描く爆笑の4コマ、

「臨死！！江古田ちゃん」の第3巻がリリースされた。




買うのが恥ずかしくて買えなかったが、

本屋で久しぶりに彼女に会って、3巻一気に買ってしまった。


　　



男向けのマンガなのか、女の子向けなのか、

僕にもイマイチよくわからないが、

おそらく瀧浪さんご本人であろう江古田ちゃんという女性の日々が描かれる。


部屋では裸で過ごし、

あちこちの男と夜を共にし、

目標もなく、でも妙にパワフルに生きていたりする江古田ちゃん。









心を打ったり、何かについて真剣に考えさせられるようなマンガ。

中身などどうでもよく、ただ笑える、徹底的にくだらないマンガ。

僕の好きなのはどちらかに徹した作品だ。



「江古田ちゃん」はもちろん後者。

徹底して根暗な4コママンガではあるが、

「あぁ、女の人ってこうなんだろうな。。。」と思ってしまう妙なリアルさがコワい。






女同士足を引っ張り合い、

内心では男を蔑み、

でも男無しでは生きられず、

妙に弱かったり強かったりする江古田ちゃん。



その2面性というか、矛盾を抱えている所というか、

そういうの自体が女性の魅力でもあるよなー、

なんて思ったりもして。

って綺麗にまとめるほどたいした話題ではない、笑。











きっと一端の女の子なら、

「あるあるー！」とか「わかるー！」とかって共感できるんでしょうね。

ちょっと非現実的なことまでやっちゃう江古田ちゃんにスッキリするでしょう。




普通の男なら、

僕と同じように、女の子を見る目が変わるんじゃないか、笑？









女の子はみんな計算高くて、

笑顔の裏で色々なことを考えている。

乾杯というゴングのなったその瞬間から、

男は彼女達の土俵で戦わされているのだ。





ということを江古田ちゃんを読んでいて思いました。

こわいこわい。