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あのアポロ11号が月面着陸を果たしたとき、

宇宙船の内部で稼動していたコンピューターの演算能力というのは、

実は数年前のデジタル腕時計程だったらしい。




そんな機械に命を預けて地球を飛び出した彼らには恐れ入るが、

その後の、特にこの10年のデジタル機器の進化には言葉もない。







愛用しているコンパクトデジカメ、CanonのIXY Digital L4は、

使い始めて2年半、発売は3年ほど前か。

デジタル機器であるから消耗や磨耗といった類の衰えは見せないが、

そのパフォーマンスにややつまらなさを感じてきて、

ここ最近買い替えを検討している。



カメラの話をする度に書いているが、メーカーはCanonで決めている。

1992年のF1、ナイジェル・マンセルのドライブするウィリアムズ・ルノーFW14B。

モナコグランプリの最終ラップでセナを猛追する彼のマシンのリアウィングに、

「Canon」のロゴは一際映えていて、僕には鮮烈な印象がある。









メーカーがCanonとなると、とりあえずの候補はIXY Digitalの現行モデルだ。

現行のフラッグシップモデルは「IXY Digital 930IS」。

手ブレ補正すらない僕のL4から比べればその性能に非の打ち所がない。

ただしこちらのモデルは「女々しい」カラーバリエーションしかないこと、

僕のちょっと苦手な「妙な曲線デザイン」が多用されていて、

他のメーカーのデジカメと似たように見えることから却下。

「男はブラック」。「男は直線」。

その程度の判断基準なので、持っている方はお許しいただきたい。



930ISとほぼ同時期、秋の始まりに登場したのが「IXY Digital 220IS」。

ixy22001.jpg


































驚くほど薄い。

そしてカメラそのもののスペックも930ISと遜色なく、

実際家電量販店ではこちらの方がやや高い。

この、ダークスーツのポケットにすっと忍ばせてもお洒落なデザインがいい。笑

L4はその小ささゆえPCと接続する拡張子(USBケーブル)の差込口が本体に無いという、

実に困った欠点があるが、220ISにはしっかりそれが装備されていた。




ただちょっと気になっている点がある。

写真や撮影を「楽しむ」ことや「遊ぶ」ことを求めると、IXYではやや物足りない。

スペックも十分いいが、それは「進化」が生んだハイスペックであり、

つまりL4でできることと、できることの質は変わらない気がするのだ。



被写体を探してみたり、

構図を練ってみたり、

撮ることそのものを楽しんだり、

そんなカメラの方が僕には向いているかもしれない。



Canonには、実はそんなデジカメのラインナップも存在する。

それが「Powershot」シリーズ。

簡単に言えばコンパクトデジカメと一眼レフの中間機種だ。


その中でつい最近発売されたのが、コンパクトな「Powershot S90」。

s9003.jpg










実に渋い。

何と言うか、虚飾を排した雰囲気が良い。

最先端のコンパクトデジカメと比べればやや大きいが、それでも相当小さい部類だ。

s9002.jpg




















どことなくレトロな雰囲気も持ち合わせていて、とてもシンプル。

F2.0というレンズの明るさはコンパクトデジカメの中でもトップクラスだし、

最大28mmという広角も僕には嬉しい。

マクロ性能も高く、被写体に5cmまで寄れるというから、

なんだか色々撮れそうでわくわくするのだ、このカメラ。


ただ少々残念なのは、

画像で見るより実物の方が安っぽいこと。

アルミだかプラスチックだかわからないが、ただのトイデジカメのようだ。

もっとズッシリ感やひんやり感があってもいいと思う。

価格だってIXYの倍近くするのに、この質感はちょっと寂しい。


とは言え、たぶんコレを買うのではないか、、、と思ってはいるが。










余談だが、一眼レフは相変わらずのEOS7。35mmの旧型機。

買おう買おうと思って買わないデジタル一眼は、Canonからも次々に新型が出たが、

ついに本気で欲しい機種が登場した。


eos7d03.jpg














雑誌などの評価も総じて高い。

EOSシリーズの最高傑作との呼び声もあるほど素晴らしい機種らしい。

本体価格で18万円ほど。

決して安くはないが、僕のEOSにはない完全防滴・防塵機能まで備えているから、

アウトドアで圧倒的に強い。

実はバイクで一眼レフを運ぶのは結構大変だ。

ビューエルにはそもそも積む所が無いしあっても振動がカメラによくない。

そう思って肩に掛けて走ると、意外なほど肩がこる。

しかし描写力と拡張性はやはり一眼レフ。

想像力が掻き立てられる。




デザインもいいが、実はこのキャッチコピーがお気に入りだ。笑

「想像力の限界を突き破る」、

突き破るのだから、「限界をやや越える」のではない。「超越」だ。

その圧倒的なコピーが気に入っている。














いつもいつも一眼レフを持ち歩くわけにはいかない。

いつもいつも被写体を探して歩き回っているわけではない。

僕はカメラマンではない。



僕はカメラマンではないが、

ある風景や、ある状況や、ある光景を目の当たりにした時、

僕は写真を撮りたいと思う。

僕は写真を撮る。





ある風景や、ある状況や、ある光景を撮りたいと思うのは、

ちょっと大袈裟に言えば、「感動」したから。


何故かわからないが心が動かされて、

あるいは心の状況によって素晴らしい光景だと感じて、

写真に収めて帰ってくる。





世の中の状況を記録するためではない。

僕の中の心境を表現するために、

僕はカメラを持ち歩く。

僕は写真を撮る。







誰か、カメラ買ってください。。。笑






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コンデジ&デジイチ
僕ももう6~7年前のCANONを使っています。
最近は…携帯でとる事が多いですね~(笑)
僕なんかだと何で撮っても同じです。(^^ゞ
よっし~ 2009/11/04(Wed)18:43:12 編集
無題
>よっし~さん
よっし~さんもCANONですか!
最近の携帯は本当に凄い。1000万画素ありますからね。。
僕も、上手く言えませんが「カメラ感」がただ好きなんです。
写真を撮るためだけのもの、っていう存在が美しい。笑
americoma 2009/11/22(Sun)20:33:08 編集
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人 魂 で
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アメリカと日本、
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こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。


1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。

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崇拝しております。

休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
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