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先に言い訳させて頂きますが・・・、
本当に、
本当にすごく安くなっていたので購入に至りました。
モト・ギャルソンからリクルートへ転職した時、
転職の準備をしようと心に決めた中で、
僕は何故かSUOMYの高級ヘルメットを買ってしまった。
バイク通勤ができなくなるというのに、
バイクに乗る時間なんか無くなるというのに、だ。
後悔はしていないが、あのタイミングで何故購入したのかはわからない。
リクルートを退職して外資系の生命保険会社へ飛び込む僕は本日、
何故だかわからないがベースアンプを買いました。笑
いや、正直に言えば自分には正当な理由がある。
男泣かせのその正当な理由とは、「生産中止」。
そのうち買おうと2年以上考えていたら、
約1ヵ月遅れでそんなニュースを目にした。
慌てて楽器屋のホームページや中古楽器サイトで検索したが、
どうやら生産中止は本当で、しかもあちこちで販売が終了していた。
生涯で一度でもベースを手にしたことのある人は少なくないだろうが、
そうはいってもたかが知れている。
きっと、「Made in U.S.A.」のミドルクラス・アンプの流通量など微々たるものなのだろう。
僕がベースを始めたのは、Motley CrueのNikki Sixxがあまりにもカッコ良かったから。
今でも時間を見つけては弾いているが、
引き続けているのは、きっとその音がハーレーやビューエルの排気音のように「そそる」からだ。
そんな僕の愛用アンプは「Ampeg / アンペグ」というアメリカの老舗メーカー製。
これも御大Nikki Sixxが使用していたからだが、
実際にベースアンプの世界では揺るぎない地位を獲得しているメーカーでもある。
楽器やら音響機器に全く興味の無い方に、僕ならではのいい加減な説明をするが、
エレキギターやベースで音を出すには、プリアンプ+メインアンプ+スピーカーキャビネットが必要だ。
ベース本体のピックアップが拾った音をプリアンプで増幅・サウンドメイクし、
メインアンプがさらに増幅させてスピーカーへ伝える。
プロユースの巨大なセパレート型はそれぞれ単体を接続しているが、
一般に「Combo」と呼ばれる室内向けのカテゴリーになると、
これらの機能は1つの箱の中に収められている。
出力は15W程度のものから500Wくらいのものまである。
今回購入したのは、Ampeg製「Diamond Blue B-200R」だ。

どこのメーカーでもアンプは真っ黒い箱のものが多いが、
「Diamond Blue」は、その名の通りインディゴ・ブルーのチェック柄ビニールレザーに覆われている。
シルバーメッシュのサテンクロスや本革製の取っ手など、
'70sの香りがムンムン漂うレトロな外観が特徴だ。
僕が学生時代に購入したAmpeg製BA-115は100W出力の中型機。
一般的な感覚では30W出力でヴォリュームを上げれば近所迷惑になるくらいなので、
この100W機も当然ヴォリュームは絞って使用していた。
今回購入した「B-200R」は、なんと220W出力。笑
つまみを捻れば窓ガラスが踊りだすような重低音を叩き出してくれるが、
別にそんなことをしたいわけでも正気を失った訳でもなく、
どうしても欲しい理由があったのだ。
以前持っていたBA-115も、そして世の中に流通する多くのアンプも、
そのほとんどはソリッドステートと呼ばれるトランジスタ形式を使用している。
トランジスタはゲルマニウムなどから作られる半導体素子で、
簡単に言えば安定的に巨大なパワーを動かすことができるもの。
こちらの世界に精通した方ならお気付きかもしれないが、
実は今回購入したB-200Rはプリアンプ部に真空管を使用している。
真空管の場合、トランジスタほど安定的かつ大きなパワーを得られない代わりに、
一般的に温もりのあるファジーな「いい音」が出ると定評がある。
と、衝動買いを正当化するために理論武装してしまったが、
平たく言えばデジタルの便利さとアナログの味わいみたいな差がある、とされているのだ。
技術革新によって圧倒的マイノリティとなった真空管アンプは、
オーディオ機器のそれと同様に一部の高級モデルにしか見られなくなりつつある。
定評のあるAmpeg製真空管アンプのサウンドを家庭的(?)なサイズで楽しむには、
このB-200Rしか無かったわけだ。
それが突然の生産中止。
男として手を打たねばなるまい。男として。
10年程前にも同じようなことがあったが、どんな理由かAmpegは突然生産をやめることがある。
慌ててあちこちチェックしたが殆ど品切れの状態。
そう思ったら、「生産中止につき大特価」の店を発見したというわけだ。
この大特価は本当に大特価で、BA-115の下取りを考えればさらに安く感じられる。
価格は書きませんが。笑
フロントにはレトロな旧式の「Ampeg」ロゴ。
ほら、ハーレーのアレやビューエルのソレに通じるカッコ良さでしょう?

しかしヴィンテージモデルではないから、サウンドメイクの多様性は十分なもの。
ミラークロームのコントロールパネルのツマミをいじって音を作っていくわけだが、
高音域(TREBLE)と低音域(BASS)の中間音域(MIDDLE)に、
「LOW MID」と「HIGH MID」が用意されていてこれが予想以上に扱い易い。
ちょこっとバランスを変えれば明らかに音質も音圧も変わっていく。気がする。

さらに、これはスゴイ!、と感激したのが下の写真のスイッチ。

「ULTRA LOW」、「ULTRA MID」、「ULTRA HIGH」のON / OFFスイッチが用意されていて、
それぞれ40Hz、600Hz、5kHZ領域の音量を増幅させてくれる。
誰の耳にも明らかであろうその変化は実に素晴らしい。
肝心の音質だが、違いの分からない僕に分かるほどの違い。
手放したBA-115とは明らかに違う。
これが真空管の実力だろうか。
この音質を上手く言葉にできないが、本当に異質のものだと感じた。
パワーに劣る真空管とは言え、
メインアンプ部はトランジスタだし出力も今までの2倍以上ある。
だいぶ絞って弾いたのつもりが、
隣においてあるガラスケースはある一定の音域でビリビリ共鳴していた。
楽しみが増えた。
これから自分好みの音作りを進めようと思う。
買ってよかった。
これで気持ちよく転職できるというものだ。笑
帰り際、アンプを車に積んでくれた店長に言われた。
「真空管なんで電源入れて5分くらい経つと調子出てきますから」
大丈夫。そういうの慣れてる。
僕のビューエルと一緒じゃないないか、そういうじれったい所。
味のあるものが好きです。
いい買い物をしました。
本当に安かったんです。。。
「Ampeg」Wikipedia情報はコチラ
Ampeg U.S.A. ホームページはコチラ
Ampeg 輸入代理店ホームページはコチラ
本当にすごく安くなっていたので購入に至りました。
モト・ギャルソンからリクルートへ転職した時、
転職の準備をしようと心に決めた中で、
僕は何故かSUOMYの高級ヘルメットを買ってしまった。
バイク通勤ができなくなるというのに、
バイクに乗る時間なんか無くなるというのに、だ。
後悔はしていないが、あのタイミングで何故購入したのかはわからない。
リクルートを退職して外資系の生命保険会社へ飛び込む僕は本日、
何故だかわからないがベースアンプを買いました。笑
いや、正直に言えば自分には正当な理由がある。
男泣かせのその正当な理由とは、「生産中止」。
そのうち買おうと2年以上考えていたら、
約1ヵ月遅れでそんなニュースを目にした。
慌てて楽器屋のホームページや中古楽器サイトで検索したが、
どうやら生産中止は本当で、しかもあちこちで販売が終了していた。
生涯で一度でもベースを手にしたことのある人は少なくないだろうが、
そうはいってもたかが知れている。
きっと、「Made in U.S.A.」のミドルクラス・アンプの流通量など微々たるものなのだろう。
僕がベースを始めたのは、Motley CrueのNikki Sixxがあまりにもカッコ良かったから。
今でも時間を見つけては弾いているが、
引き続けているのは、きっとその音がハーレーやビューエルの排気音のように「そそる」からだ。
そんな僕の愛用アンプは「Ampeg / アンペグ」というアメリカの老舗メーカー製。
これも御大Nikki Sixxが使用していたからだが、
実際にベースアンプの世界では揺るぎない地位を獲得しているメーカーでもある。
楽器やら音響機器に全く興味の無い方に、僕ならではのいい加減な説明をするが、
エレキギターやベースで音を出すには、プリアンプ+メインアンプ+スピーカーキャビネットが必要だ。
ベース本体のピックアップが拾った音をプリアンプで増幅・サウンドメイクし、
メインアンプがさらに増幅させてスピーカーへ伝える。
プロユースの巨大なセパレート型はそれぞれ単体を接続しているが、
一般に「Combo」と呼ばれる室内向けのカテゴリーになると、
これらの機能は1つの箱の中に収められている。
出力は15W程度のものから500Wくらいのものまである。
今回購入したのは、Ampeg製「Diamond Blue B-200R」だ。
どこのメーカーでもアンプは真っ黒い箱のものが多いが、
「Diamond Blue」は、その名の通りインディゴ・ブルーのチェック柄ビニールレザーに覆われている。
シルバーメッシュのサテンクロスや本革製の取っ手など、
'70sの香りがムンムン漂うレトロな外観が特徴だ。
僕が学生時代に購入したAmpeg製BA-115は100W出力の中型機。
一般的な感覚では30W出力でヴォリュームを上げれば近所迷惑になるくらいなので、
この100W機も当然ヴォリュームは絞って使用していた。
今回購入した「B-200R」は、なんと220W出力。笑
つまみを捻れば窓ガラスが踊りだすような重低音を叩き出してくれるが、
別にそんなことをしたいわけでも正気を失った訳でもなく、
どうしても欲しい理由があったのだ。
以前持っていたBA-115も、そして世の中に流通する多くのアンプも、
そのほとんどはソリッドステートと呼ばれるトランジスタ形式を使用している。
トランジスタはゲルマニウムなどから作られる半導体素子で、
簡単に言えば安定的に巨大なパワーを動かすことができるもの。
こちらの世界に精通した方ならお気付きかもしれないが、
実は今回購入したB-200Rはプリアンプ部に真空管を使用している。
真空管の場合、トランジスタほど安定的かつ大きなパワーを得られない代わりに、
一般的に温もりのあるファジーな「いい音」が出ると定評がある。
と、衝動買いを正当化するために理論武装してしまったが、
平たく言えばデジタルの便利さとアナログの味わいみたいな差がある、とされているのだ。
技術革新によって圧倒的マイノリティとなった真空管アンプは、
オーディオ機器のそれと同様に一部の高級モデルにしか見られなくなりつつある。
定評のあるAmpeg製真空管アンプのサウンドを家庭的(?)なサイズで楽しむには、
このB-200Rしか無かったわけだ。
それが突然の生産中止。
男として手を打たねばなるまい。男として。
10年程前にも同じようなことがあったが、どんな理由かAmpegは突然生産をやめることがある。
慌ててあちこちチェックしたが殆ど品切れの状態。
そう思ったら、「生産中止につき大特価」の店を発見したというわけだ。
この大特価は本当に大特価で、BA-115の下取りを考えればさらに安く感じられる。
価格は書きませんが。笑
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ほら、ハーレーのアレやビューエルのソレに通じるカッコ良さでしょう?
しかしヴィンテージモデルではないから、サウンドメイクの多様性は十分なもの。
ミラークロームのコントロールパネルのツマミをいじって音を作っていくわけだが、
高音域(TREBLE)と低音域(BASS)の中間音域(MIDDLE)に、
「LOW MID」と「HIGH MID」が用意されていてこれが予想以上に扱い易い。
ちょこっとバランスを変えれば明らかに音質も音圧も変わっていく。気がする。
さらに、これはスゴイ!、と感激したのが下の写真のスイッチ。
「ULTRA LOW」、「ULTRA MID」、「ULTRA HIGH」のON / OFFスイッチが用意されていて、
それぞれ40Hz、600Hz、5kHZ領域の音量を増幅させてくれる。
誰の耳にも明らかであろうその変化は実に素晴らしい。
肝心の音質だが、違いの分からない僕に分かるほどの違い。
手放したBA-115とは明らかに違う。
これが真空管の実力だろうか。
この音質を上手く言葉にできないが、本当に異質のものだと感じた。
パワーに劣る真空管とは言え、
メインアンプ部はトランジスタだし出力も今までの2倍以上ある。
だいぶ絞って弾いたのつもりが、
隣においてあるガラスケースはある一定の音域でビリビリ共鳴していた。
楽しみが増えた。
これから自分好みの音作りを進めようと思う。
買ってよかった。
これで気持ちよく転職できるというものだ。笑
帰り際、アンプを車に積んでくれた店長に言われた。
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c o m m e n t s
[03/16 americoma]
[03/15 よっし~]
[03/15 americoma]
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[03/03 americoma]
c a t e g o r y
p r o f i l e
HN:
americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
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