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「地球を直径1mmの小さな粒だと仮定すると・・・」
そんな文句で始まる魅力的な一文を目にしたのは、
確か子供の頃に買ってもらった天体図鑑だったと思う。
どんなものにだって興味津々の子供にとって、
世界は無限の可能性を秘めた、
まさにキラキラと輝く宇宙のような存在だったはずだ。
ある日、ふとそんなことを思い出した。
世の中にキラキラと輝く話が少ないからだと、
何となく、そう思った。
世間一般の多くの人と同じく、
僕は沖縄・普天間基地の問題に落胆している。
あのいい加減な政治家に何かを期待していたわけではないが、
想像していた以上に酷い結末を迎えたものだと思う。
辺野古に基地を造るということで、
「結局自民党が作り上げた原案に帰結」という表現も一部でされているが、
これは帰結ではないだろう。
この数ヶ月で日米関係は大きく歪み、
日本の信用は今まで以上に失墜したことだろう。
米軍のアジア圏における抑止力を軽視していたと謝罪したそうだが、
政治家とはそんな程度のものか?
根拠も無く人々の期待感を煽るなど、ただの詐欺的行為にしか思えないが。
戦後日本の防衛を、つまり平和を考えるまたとないチャンスだったはずなのに、
僕らはまたその機会を失ってしまった。
正気とは到底思えない。
理解のできる話ではないが、現実に起きている話でもある。
結局駆逐艦が沈んだのは、北朝鮮の魚雷攻撃が原因だったらしい。
戦闘行為である。
短絡的な僕は、
いっそ戦争になった方がその後の朝鮮半島は安定するのではないかと一瞬思ってしまうが、
そのためにまた多くの人々が命を落とすのかと思うと、
今みたいな地道な交渉を続けていくことがきっと正解なんだろう。
未だに終わらない朝鮮戦争。
その原因を生み出した日本。
その戦争で大もうけした日本。
期待はしていないが、こういう場面でリーダーシップを発揮できないものだろうか。
いっそ政治家になってやろうかと思うくらい、
いい大人達が、散々勉強してきただろう政治家達が、
僕の目には情けなく映るのだ。
勉強ができる奴とアタマのいい奴は違う。そう痛感させられる。
もう、いったいどれだけ溢れ出たのだろう。
海底からの原油噴出が止まらない。
僕が寝てる間に、人と会って、仕事をしている間にも、
膨大な量の原油が海にばら撒かれている。
廃油だって海に捨てないこの時代に、
噴出し続ける原油の処理は、そして自然への影響は、
誰がどう責任を持つのだろうか。
そう思うと、人間の技術なんて、たかが知れている気がする。
海底に穴を掘ることも難しく、
600mのタワーを建てるのにも細心の注意を払い、
昨日画期的だったことが、明日にはスタンダードになっているのだもの。
そんな僕らの技術的革新が、わずか1mmずつの前進が、
果たして良い方向に進んでいるのかどうなのか、
僕にはいまいちわからない。
「あかつき」と名づけられた人工衛星が金星へ向かっている。
隣の星へ向かうにも大変なお金と時間がかかる。
他方、海の向こうのどこかの国の、どこかの望遠鏡が、
150億光年離れた銀河の光をキャッチすることに成功したと報じられていた。
宇宙の創世、つまりビッグ・バンが150億年前と言われている。
だからその光を解析することは、
生まれたての宇宙を観察することに他ならないのだそうだ。
わかるような、わからないような、
とにかく気の遠くなる話である。
「地球を直径1mmの小さな粒だと仮定すると、
その粒から2.5cm離れた所を、直径0.25mmの月が回っている。
1mmの小さな地球から10m離れた所に太陽があり、
その大きさはソフトボールくらいである。
太陽系の直径はおよそ800mに達し、
太陽系外の一番近くの恒星までの距離は約2700km。
それらを内包するこの銀河系の直径は約6000万km。
銀河系から一番近い銀河「アンドロメダ大星雲」までの距離は12億kmとなり、
宇宙全体の半径はおよそ10兆km、
つまり1光年である。」
わかり易くした例えなのか、かえってわかりにくくなっているのか、
当時の僕にも今の僕にも、それすらよく分からない。
ただ、この話を思い出して漠然と感じたのは、
外側や上方を見上げていなければ、可能性なんて感じられないということだ。
わくわくする気持ちやキラキラする思い、
そういうものは意識して抱えていないとあっという間になくなってしまう。
しんどいことはいっぱいある。
疲労や不安で胃が痛い日が続く。
でも前向きではあろうと思う。
1mmずつの前進であっても。
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americoma
性別:
男性
自己紹介:
人 魂 で
行 く 気 散 じ や
夏 野 原
アメリカと日本、
そしてそれぞれの文化を
こよなく愛し、
その矛盾する感覚に
自分自身興味津々。
1996 BUELL S1
僕の頼もしい愛車。
葛飾北斎と
MOTLEY CRUEを
崇拝しております。
休日は近所のタリーズで
絵を描いたり、
雑誌読んだり、
人間観察したり、
考え事したり、
何もしなかったり。
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